海外メディアが報じる日本

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日本が世界に誇るハードロック/ヘヴィメタルバンド18選(2021年時点)


誇張ではなく、今や日本のハードロック/ヘヴィメタルヴィジュアル系、アイドル型など、他の国には無いタイプのバンドを産み出すユニークな市場として、世界のヘヴィメタルシーンで独特な地位を確立している。
下記では、Kerrang、Loudwire、Metal Hammerなどのメディアで取り上げられることがある日本のハードロック/ヘヴィメタルバンドをリスト化する。


Babymetal(ベビーメタル)

今海外で日本のメタルアーティストと言えば真っ先に彼女たち。特集記事は非常に多く、動向についてのニュースも欠かさずに取り上げられる。世界的大物扱いとなっている。


Anthem(アンセム

正統派メタルの雄。大手メタル系レーベル「Nuclear Blast」と契約、全曲英詞による新録ベストを発売した。日本ではNo.1の存在だが、海外知名度は今ひとつ。


Lovebites(ラブバイツ)

デビューから2年で日本最強バンドの1つと化したパワーメタルバンド。2017年Metal Hammer誌「ベスト・ニュー・バンド」受賞、2018年にはヨーロッパヘッドライナーツアー開催、Bloodstock Open Air、Wacken Open Air参戦など着実に活躍を広げる。


Aldious(アルディアス)

Lovebitesの登場でやや影が薄れてしまった感があるが、嬢メタルの先駆者的存在のメロディックメタルバンド。


Sex Machineguns(セックス・マシンガンズ

Anchang率いる日本のメタル界を代表するベテランバンド。海外メディアではビジュアル系バンドの1つとして取り上げられることが多く、おもしろ歌詞についての言及は基本的にない。


Loudnessラウドネス

日本のヘヴィメタルを象徴するバンド。80年代にはPoisonやCinderellaを前座に従えて全米ツアーを行うなど、本格的な海外進出に成功した初めてのバンド。


Galneryus(ガルネリウス)

日本を代表するギターヒーローSyuを擁するメロディックスピードメタルバンド。楽曲の完成度のみならず、メンバー全員が高度な演奏技術を持ち合わせており、海外においてもミュージシャンズミュージシャン的な存在でもある。


Maximum The Hormonマキシマム・ザ・ホルモン

完成度の高いハードコア、ミクスチャーロックの影響を受けたサウンドで、日本を代表するバンドの1つとして知られる。マーティ・フリードマンが海外メディアに激推ししている。


Abigail(アビゲイル

VenomやSodomの影響を受けたベテランブラックメタルバンド。欧米のメタルフェスに多数出演。


The Coffins(コフィンズ)

欧米のアンダーグラウンド市場では評価を不動のものにしているドゥーム・デスメタルバンド。日本より海外での注目度の方が高い。


X Japan(エックス・ジャパン)

言わずとしれた元祖ヴィジュアル系。全く新作をリリースする気配はないが、海外でも日本No.1のロックバンドとしての評価を受けている。


Boris(ボリス)

幅広い音楽性で世界的に人気が高いヘヴィロックバンド。Pitchforkでアルバムオブザイヤーにノミネートするなど作品の評価が高く、全米、ヨーロッパツアーも多数行なっている。


Sigh(サイ)

1990年結成のブラックメタルバンド。主にヨーロッパで活動しており、フェスなどに多数出演している。


Dir En Grey(ディル・アン・グレイ)

XJapanと並び欧米での知名度が最も高いバンドの1つ。「UROBOROS」は世界17ヵ国で同時発売され、ビルボード誌のTop Heatseekersチャートで1位を獲得。


Church of Misery(チャーチ・オブ・ミザリー

欧米での評価が高いドゥームメタルバンド。拠点は日本だが、主にヨーロッパでツアー活動を行っている。


Onmyoza(陰陽座

ストレートなヘヴィメタルに日本の妖怪の世界観を融合させた独特のサウンドで人気。ヨーロッパツアーも行う。


Band-Maid(バンドメイド)
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著しく進化を遂げるハードロックバンド。デビュー当初はJ-Pop寄りのメロディを軸としていたが、安定したヘヴィネスと楽曲のクオリティを手にし完全に色モノの枠を脱却。
世界に対峙できるサウンドに成長を遂げた。


人間椅子
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日本が誇る老舗プログレハード。ブリティッシュロックサウンドに文学的な歌詞、三味線を導入するなど独自の世界観を貫く。実力の高さの割には、ようやくヨーロッパで知名度が上がってきた印象。


本格的に注目されつつある日本のヘヴィメタルバンド達。海外での人気の方が高いバンドもいくつか存在する。知らないアーティストがいたら、ぜひ改めて聴いてみてほしい。