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ブライアン・アダムズ の名曲20曲ランキング(2021年時点)。

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ブライアン・アダムズというアーティストの位置付けはちょっと難しい。
「80年代洋楽」という日本的なくくりにおいてはビッグアーティストなのかもしれないが、「ロック」の棚の中心には多分いない。
ハードロックでもパンクでもグラムでもニューウェーブでもなく、親しみやすいサウンドなのに、上手いことジャンルに当てはまらない。
じゃあそんなのはロックじゃねえ、ポップスの棚にぶち込んどけ、と言われれば、そこは抵抗したい。「正統派で大衆的なロック」としか言いようがないのだ。細かく棚を分けてしまった店側に落ち度がある。
カナダが産んだ偉大なるソングライター/ロックンローラーブライアン・アダムズの名曲20曲をランキング化した。

20.Somebody(1984
名作「Reckless」収録。ライブ映えする分かりやすいコーラスのロック曲ながら美しいメロディが魅力の代表曲の一つ。


19.Cloud Number Nine(1998)
ブライアン・アダムズが成功し続けた大きな要因の一つは、90年代に出したいくつかのポップス曲やバラードのシングルがことごとくヒットしたことだ。
古参のロックファンは眉をしかめるのか知らないが、メロディメーカーとしての本領を発揮しつつ、大衆的なアプローチを成功させるあたりが感覚だ。この曲はのちにダンスグループChicaneのリミックスバージョンがヒットしたものの、アルバム版がバンドサウンドでいいと思う。


18.Shine A Light(2019)
このリストには1曲しか挙げられなかったが、最新作「Shine a Light」は年相応のブライアン・アダムズのロックサウンドを凝縮した傑作。
こちらは雄大で爽快感のあるタイトルトラック。キース・スコットの哀愁あるギターサウンドも健在。


17.Cuts Like A Knife(1983)
「Cuts Like A Knife」のタイトルトラック。ブライアン・アダムズの最高傑作というと一般的には「Reckless」とされるが、このアルバムも負けず劣らずのクオリティ。
ロディアスなギターと突き抜けるような爽快なサウンドが心地良い名曲。


16.Touch The Hand(1991)
アルバム「Waking Up The Neighbours」はそれまでとは異なる豪快な80年代ハードロックサウンドになっている。それもそのはず、本作のプロデューサーはAC/DCDef LeppardNickelbackも手がけたジョン・マット・ランジなのだ。
中でも2曲目のこの曲はシンプルなリフ、とどろくドラムサウンドBon JoviDef Leppardばりのコーラスと、完璧なハードロックに仕上がっている。


15.Don't Even Try(2015)
13枚目「Get Up」収録。イントロから哀愁のギターメロディが冴え渡る。ブライアン・アダムズサウンドの核はやはりキース・スコットのギターなんだなあ、と感じさせる。
シンプルでありながら心に響く、これぞブライアン・アダムズなメロディック・ロックの佳曲。


14.Please Forgive Me(1993)
ベストアルバム「So Far So Good」収録。ギターを中心としたサウンドと哀愁あるメロディが魅力的なバラード。シンガーとしてのブライアン・アダムズの魅力を最も感じられる曲でもある。


13.There Will Never be Another Tonight (1991)
「Waking Up The Neibours」収録のヘヴィかつ疾走感あふれる圧巻のハードロックチューン。フックに次ぐフックと盛大なコーラスは80年代のハードロックサウンドそのもの。


12.(Everything I Do)I Do it For You(1991)
「Waking Up The Neighbours」収録の名バラード。19か国でチャート1位を獲得し、ブライアン・アダムズ最大のヒット曲となった。イギリスでは16週連続1位となり、この記録は現在でも破られていない。終盤のギターソロも胸アツ。


11.I Thought I'd Seen Everything(2008)
「11」

2008年リリースの「11」収録。哀愁あるメロディとヴォーカル、絶妙なギターサウンド、キャッチーなコーラスと全てが揃った完璧なロックチューン。時代に流されないブライアン・アダムズの核心を見ることができる。


10.One Night Love Affair(1985)
「Reckless」のオープニングトラック。「Summer Of 69」と並ぶ、これぞブライアン・アダムズなロックチューン。シンプルでキレのあるリフと哀愁のギターメロディ、ライブ映えするコーラスが炸裂。


9.The Best of Me(1999)
ベストアルバム用に書き下ろされたポップ調の楽曲。定番の代表曲と比べるとやや知名度は低いが、メロディとハーモニーの美しさは随一。


8.Lonely Nights(1980)
2ndアルバム「You Want It You Got It」収録。ここにきてキャッチーで哀愁漂うギターサウンドを中心としたブライアン・アダムズを確立。シンプルながらなぜか胸が熱くメロディと歌声が魅力の名曲。


7.Run To You(1984
「Reckless」収録の大ヒット曲。何か意外な展開があったり、サビで大きく盛り上がるタイプの曲ではないが、適度なスピード感の繰り返しが心地よい名曲。


6.This Time(1983)
「Cuts Like A Knife」収録。イントロからキャッチーで特徴あるギターメロディが冴え渡る爽快な名曲。これを聴くとキース・スコットというギタリストがいかに過小評価されているかが分かる。ここまでメロディを引き立たせる弾き方が出来るギタリストを他に知らない。


5.Straight From The Heart(1983)
「Cuts Like A Knife」収録の、シンプルながら完璧なロックバラード。ブライアン・アダムズ最初のヒット曲となったが、実際にはシンガーソングライターのErik Kagnaが作曲した曲。


4.I'll Always be Right There(1996)
「18 Til' I Die」収録のアコースティックバラード。あまり定番にはなっていないが、個人的にはブライアン・アダムズの最も優れたバラードだと思う。優しいメロディと哀愁ある歌声が魅力。


3.Back To You(1997)
MTV Unplugged」で披露されたアップテンポなポップチューン。哀愁あるメロディ、という点ではナンバーワンだと思う。ギターソロも美しい。この曲のスタジオ版というのを見たことも聴いたこともないのだけど、存在するんだろうか。


2.Heaven(1984
「Reckless」収録。80年代を代表するパワー・バラード。当時主流となっていたJourneyを、はじめとする産業ロックサウンドに影響を受けた壮大なプロダクションが大成功。ブライアン・アダムズ色が薄い、と言えばそうなのかもしれないが、名曲であることには違いない。


1.Summer of 69(1984
「Reckless」収録。やっぱりブライアン・アダムズと言えばこの曲だ。軽快なギターメロディと覚えやすいコーラス、ちょっぴり哀愁漂う展開と歌声と、キャッチーでありながら何だか胸を締め付けられる、全ての魅力が詰まった名曲。


音楽の天才あるあるとして、マルチミュージシャンであること、多作であること、の2つの能力を持ちがち、という法則がある。
この2つを満たしてたら、それは多分音楽の星の下に生まれたアーティストだ。
マルチミュージシャンというのは、色んな楽器を操れるっていう意味。ギターもベースもドラムもキーボードもハーモニカも自分でこなせてしまう。
有名どころだとスティービー・ワンダー、プリンス、フランク・ザッパなんかがそれで、コールドプレイのクリス・マーティンもそう。
そしてブライアン・アダムズもこの2つの能力を持っている一人だ。マルチミュージシャンで、50曲以上の楽曲を他のアーティストに提供している。ブライアン・アダムズは天才なのだ。
「80年代洋楽特集」のワゴンに押し込められようが、ブライアン・アダムズは2021年現在、れっきとした現役だ。2019年には最新作「Shine A Light」をリリース、コロナ渦の現在は曲をコツコツと書きためているはず。
2020年代ブライアン・アダムズの進化を見届けよう。