海外メディアが報じる日本

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The Who、2019年中に新作発表。

そのむかし、The Whoは「日本で最も過少評価されてる洋楽ロックバンド」だった。今はちゃんと大物バンドとして扱われつつあるけど、やはり過少評価っぷりは凄いと思う。


言わずもがな、The Whoはスーパービッグなバンドだ。
欧米ではイギリスの3大バンドと言うとビートルズストーンズThe Whoのことを指す。
ツェッペリンでもクイーンでもディープパープルでもないのだ。
でもクイーン はみんな知ってても、The Whoの音楽を聴いたことがある日本人は、多分1%もいないんじゃないかと思う。
それは音楽の内容じゃなく、本当にシンプルに知名度の問題だと思う。昔のレコード会社やコンサートプロモーターがThe Whoをなぜかスルーしてしまっていたことが元凶らしい。


そのThe Whoの新作が間も無く完成し、今年2019年中に発売されることとなった。
2006年の「Endless Wire」以来13年ぶりとなる。北米の大規模ツアーも発表された。

日本ツアーで見込める収入の少なさから、The Whoが初めて日本でライブを行ったのはデビューから約40年経った2004年のこと。それまでは1度も日本に来たことはなかった。
その後は2008年に単独公演が行われ、ロジャーのソロ来日も2012年に実現した。
それでようやく、ほんの少しThe Whoの認知度は広がってきたような気がする。


今ピート・タウンセンドは73才、ロジャーは74才。もうおじいちゃんです。
多分これがThe Whoに取って最後のツアーとなると思う。


60年代とか70年代とか(80年代も、か)のクラシックロック世代のアーティストについては、ロックファンだったら観られる内に絶対に観ておいた方がいい。もうじいさんだし、とか四の五の言わずに観た方がいい。
観ないで後悔した、となってしまってはもう遅い。
すでに僕はいくつか後悔している。
デビッド・ボウイとか。

多分、来年になるのだろうけど、The Whoは日本に寄って行ってくれると思う。
それは見逃さない方がいい。