海外メディアが報じる日本

海外メディアが日本の出来事をどう報じているか?解説付きで日々お届けします

2020-01-01から1年間の記事一覧

メタル史に残る駄ジャケ34連発。

音楽のデジタル化が進めば無くなってしまうのではないかと危惧されていたアルバム・ジャケットという文化は、物理的なパッケージとしてではなく、画面上で目を引くための重要な要素として無事に生き残った。 ここではヘヴィメタル史に燦然と輝く、邪悪で愛ら…

Babymetalが今さら紅白に出るわけ

今年の紅白にBabymetalが出る、というニュースを耳にして、多くのファンは「今さらなんで紅白?」と思ったんじゃなかろうか。今や欧米でアリーナ公演を行い、世界のメタルフェスのビッグアーティスト枠に収まっている彼女たちは、もはや紅白歌合戦などという…

アイアン・メイデンの名曲30曲ランキング(2021年時点)。

アイアン・メイデンのアルバムを聴くという行為は、興奮と感動、意外性に満ちた小説を読み進めていくのに近い体験だと個人的に思っている。聴き終えた時の満足感や、「いい物に触れることが出来た」という充実感は何物にも代えがたい。 リズムの速さ、激しく…

アメリカが産んだハードロック/ヘヴィメタルバンド48選(2021年時点)。

言うまでもなく、アメリカはロックミュージック最大の市場であり、また最大の輸出国である。あらゆるカルチャーの中心であり、世界はいつでもアメリカの方を向いている(いまのところは)。アメリカで成功することは、つまり世界で成功したのとほぼ同義であ…

世界が変化しているのであれば、変わらない方がいいものもある。 AC/DC「Power Up」レビュー

2014年の「Rock Or Bust」をリリースして以来、AC/DCには多くのことが起きた。アルバムのプロモーションツアー中に、バンドの支柱であるマルコム・ヤングは認知症のために引退を余儀なくされ、ブライアン・ジョンソンも重度の聴覚障害のために脱退。ドラマー…

メタリカの名曲20曲ランキング(2021年時点)。

影響力、売上、存在感という点を考慮すると、メタリカこそが史上最大のヘヴィメタルバンドである。スラッシュメタルの先駆者であり、90年代以降はヘヴィロックがメインストリームに浸透するための門戸を開く原動力となった。メタリカが居なければ今のヘヴィ…

平和と希望。Bon Jovi「2020」レビュー

2002年の「Bounce」(9.11テロと、ニューヨークの復興がテーマだった)以来、ボン・ジョヴィは社会問題への考えを音楽で表現するようになった。戦争、人種差別、ホームレス、権利を奪われた人々…。それはジョン・ボン・ジョヴィが社会に恩返しをしたいと感じ…

AC/DCの名曲20曲ランキング(2021年時点)。

スターウォーズのオープニングテーマを聴けば、誰でも高揚する。 緊急地震速報のアラーム音を聴けば、誰でも身構える。 極論を言うと、AC/DCの音楽はそれに近い物だと僕は思う。 どこの国、どの時代の人間でも、このサウンドに体は反応するのではないかと。A…

マドンナの名曲20曲ランキング。

MVでは祭壇でセックスをし、黒人から宗教的な救いを受け、異性同性入り乱れて乱行をする。 つまるところ、それの何が悪いのか?マドンナが世界のエンターテイメントシーンに与えてきた影響は数字では計り知れない。 ダンス、ファッション、ミュージックビデ…

ヴァン・ヘイレンの名曲20曲ランキング。

2020年10月6日、ハードロック史に残るバンドはリーダーの死という結末で事実上の終焉を迎えた。 今80年代〜90年代という時代を改めて俯瞰して見てみると、Van Halenよりも優れた楽曲を多く作っていたバンドはいくつか存在する。それでも当時ハードロックを聴…