海外メディアが報じる日本

海外メディアが日本の出来事をどう報じているか?解説付きで日々お届けします

「東京」にまつわる洋楽10曲。

f:id:mottie024:20190116183604j:plain

東京は、今のところ世界最大の都市の1つという地位を保てている。

また日本では音楽文化は非常に盛んであり、アメリカに次ぐ音楽市場を有している。
欧米のロックアーティストに取って、日本、東京という存在はビジネス面において大きい。

そんな背景で、ビジネス的な意味合いもあり、東京にまつわる、あるいは東京をタイトルに冠した曲を作るアーティストは少なくない。

今回は「東京」にまつわる洋楽の曲10曲を紹介したい。


Tokyo Rose/ Riot
日本のハードロックファンの中ではビッグな存在であるRiotで最もポップでキャッチーでありながら、彼ららしい哀愁も感じさせる名曲。実際に日本人についてなのかどうかは不明だが、黒髪に口紅の女性についての歌。
「人々はみな彼女をTokyoと呼び、男たちはRoseと呼んでいた」


Rainy Night in Tokyo/ Michael Franks
日本で滞在中の出来事を曲にしたというドラマティックなバラード。
神社で出会った着物の君はとても素敵で、いっしょに日本酒を飲んだね、部屋から一緒に台風を眺めたね、朝5時くらいに猫が来たけど、まだ音楽を聴きながら愛し合ってたね、という内容。
ちなみにマイケル・フランクスはなかなかの日本好きで、日枝神社で結婚式も挙げたらしい。


Woman from Tokyo/ Deep Purple
名曲。
キャッチーなロックチューン。
「俺の彼女は東京出身。」
あまり深い意味は無さそうだが、日本で早く火が付いたバンドだったので、感謝の意も込めて、という感じで作られた曲だと思う。


My Private Tokyo/ Vicious Pink
迷曲。
イギリスのシンセポップバンドの、何故か日本の企業名がやたら出てくる曲。
「サンヨーにはノーと言えない」から始まり、ミツビシ、ヒタチ、トーシバ、スズキ、と企業名を挙げまくる。
「トーシバの着物を着てる」らしい。
80年代、日本企業がイケイケだったのであからさまに受けを狙いに行ったと思われる。今は昔の話です。


Tokyo Road/ Bon Jovi
「サクラ、サクラ・・・」から始まる初期の曲。
この曲を出した時、Bon Joviのことを最も高く評価していたのが日本のファンだったので、それに対する感謝の気持ち。歌詞にはあまり深い意味はない。2001年には同タイトルのベストアルバムを出した。


Kamata Hollywood City/ Gun City
奥さんの親友との関係性を憂い、蒲田で酔っ払って迷った、やっぱり奥さんの親友に電話してみようか、いやどうせ無駄さ、という曲。
「Kamata City Shining・・・」
本当に蒲田でしたか?


Tokyo Girl/ Ace of Base
Ace of Base1998年の曲。
東京の女の子のミステリアスな雰囲気に惹かれる、という内容。
「彼女のyesはnoで、noはmaybe」。
「彼女の言語は学ぶのが難しい」。やっぱそうなのか。


Tokyo/ Private Line
このバンドはすごく良かったんだけど、まだ活動してるんだろうか。この曲もとてもカッコ良い。東京の街を訪れて、というよりは映画にインスパイアされた「眠らない街」のイメージで作られたらしい。


Life in Tokyo/ Japan
洋楽ファンならご存知の通り、Japanはイギリスのバンド名。
バンド名の由来に特に意味はなく、「なんとなく思いついた」そう。
「東京での生活は楽じゃない」という内容だが、多分ころも「Tokyo」の響きがサウンドにフィットした、というくらいの意味だと思われる。


Narita Express/ Russ Gabriel
アメリカンテクノの大物による曲。
「Return to Home」というepに収録されているので、東京からの帰りに成田エキスプレスに乗ったんでしょう。多分。
今だったら「Keisei Skyliner」になってた可能性も十分にあった。推測。



日本受けを狙って、という目的はあるにせよ、作品名にTokyoとかJapanを入れてもらえるのは、やはりちょっと嬉しい。人口縮小していきますが日本のことも忘れないでください、と願いつつ味わいたい。