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音楽史に残る駄ジャケ11枚を厳選した。

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ジャケ買いという言葉があるように、音楽CDにおいてジャケットアートは大きな意味を持つ。

音楽のイメージを表現、あるいは強調することが出来れば理想なのだが、世の中には予想のはるか斜め上を行く駄ジャケが数多存在する。

今回はその駄ジャケ群の中でも選りすぐりの作品を紹介したい。ジャンル、時代、国籍を超えてチョイスした金字塔ばかり。ランキング化するつもりだったが甲乙つけがたく、順不同とした。






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Heavymetal Chainsaw/ Metalucifer(2001)
躍動感が良いですね。




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By Request/ Ken Snyder(1976)
アップの存在感が印象的な作品。






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Too Hot to Stop/ Bar-Kays(1976)
一応、70年代ファンクの名作。
オイルを塗ったものの、みんな細身です。






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Christmas at the Organ/ Christopher Bowes(2012)
クリスマスなのになぜこんなに物憂げなんでしょうか・・・





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The Battle has Started/ Warrior(2004)
「I Want a Walmart Girl」はヒット曲。



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Country Church/ Country Church(1970)
男性3人がみな同じ服装で合わせてるのがポイント。




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Dance Before The Police Come/ Shut up and Dance(1990)
「黙って踊れ」がアーティスト名、「サツが来る前に踊れ」がアルバム名です。




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Misanthrope's Aurora/ Beelzeb(2012)
極悪な中に人間味が感じられ好印象。




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God's Power/ Mike Crain(1971)
神の力でコンクリートをぶち壊す。




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La voz Tropical/ Gabriel Romero(1985)
横の女性はなぜスイカを食べてるのでしょうか・・・




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Superman/ Alla Pugacheva(1986)
シンガーは前の女性。後ろは一体・・・





以上11枚。
個人的にチョイスした、音楽史に燦然と輝くベストオブベスト。
惜しくも漏れた崇高な作品もどこかで紹介出来ればと思う。

結論:ポーズも大事だが、結局被写体次第。

勇気を出して15年ぶりくらいにダンボ鑑賞。

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ダンボ公開は1941年だから、なんと78年前の映画だ。日本もアメリカもヨーロッパも絶賛戦争中でした。


この映画は個人的にはお母さんと檻越しに会うシーンが悲しすぎてちょっと観るのを避けてきたんだけど(火垂の墓理論)、3月に実写版が公開されるようなので、一応予習で観てみた。15年ぶりくらい。


やっぱり泣いてしまった。シクシクと。映画史上一番泣けるシーンだと思う。お母さんが歌う「Baby Mine」に至っては途中から早送りしてやりました。これを出征先で見せられたアメリカ兵も泣いたらしい。そりゃそうだと思う。


ファンタジーランドでいつも流れてるあの陽気な曲は「Casey Junior」、ダンボの曲だったんだ。忘れてた。
実写版はティム・バートンが監督なのでちょっと一癖ありそうだ。バックでホラーチックに「Baby Mine」が流れてたのが気になる。アニメ版は64分しかないけど、ちょっと引き延ばすんだろうか。
本格的に泣くのが分かってるので、映画館で観るかどうかは正直悩みどころだ。行くなら平日のレイトショーで行こうと思います。


そういえば、シンデレラ城の裏にあった赤ちゃんグッズの店「ベビーマイン」はいつ名前が変わってたんだろうか。売ってる物はあまり変わらないような気がする。多分僕みたいな奴が「店名を見るだけで悲しくなるから変えてくれ」と正式にクレームを入れたのだと思う。


「コンチネンタルハイアットハウス」が伝説的ロックの聖地である10の理由。

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アビーロードスタジオ、ウッドストックなど、ロックの聖地は数あれど、1963年にオープンしたこのサンセット大通りのホテルほど数々の逸話を生み出した場所はない。
そしてそのことは、実はほとんど知られていない。日本語の紹介ページもほとんど見つけられなかった。
そこで個人的に行ってみたいロックの聖地ナンバー1であるこの場所にまつわる逸話10を挙げる。



・レッドツェッペリンがフロアを貸し切りハーレーで通路を暴走したのはこのホテル。
70年代中盤から後半、ツェッペリンはこのホテルの数フロアを良くバンド用とスタッフ用に貸し切り、ジョン・ボーナムはハーレーで女の子を追いかけ回した。一方ロバート・プラントはベランダから「俺は神だ」と繰り返し叫んでいた。


ベランダにぶら下がって遊んでいたジム・モリソンが転落して足を骨折した。
ここを住みかにしていたジム・モリソンは窓の無い部屋に移動させられた。


ジョン・ボーナムが部屋をメチャクチャに破壊し、窓からテレビを放り投げた。
ツェッペリンはホテルの部屋をチェーンソーで破壊した」という都市伝説と思われがちなエピソードもこのホテルの話。
その場で現金で弁償できる自分がいかに金持ちかをアピールする為だった、らしい。


1974年、レミーはこのホテルのバルコニーで「Motorhead」を作曲した。
その曲名がのちのバンド名となる。


2003年11月14日、Slipknotのヴォーカル、コリイ・テイラーが8階バルコニーから飛び降り自殺を図ろうとしたが、止められた。


Kissのポール・スタンレーとジーン・シモンズはこのホテルの部屋で「Rock n'roll All Night」を書いた。


キース・リチャーズThe Whoキース・ムーンも窓からテレビを放り投げた(1015号室)
こんな再現VTRが残っていた。
この人たちはテレビに何の恨みがあるのか・・・



リトルリチャードは80年代〜90年代にかけてこのホテルに住んでいた(319号室)。


アクセルローズがバルコニーでバーベキューをしてたら消防車がやって来て、それに向かってステーキを投げつけた。


・「あの頃ペニーレインと」「スパイナルタップ」のロケ地。



このホテルをロックの聖地として扱うメディアはかなり少ない。しかしこのホテルこそが、良い意味でも悪い意味でも「ロックスター」のイメージを産み出した場所なのだ。
ハリウッドに観光に行った際は、こんな所も見ておくといいのではないかと思う。

味わい深い洋楽の邦題トップ10。

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今でも、洋楽や洋画には邦題が付けられることが多い。それは英語が分からない日本人が多い為、作品のイメージを補足する意味で付けられている。
時として、「内容と違うじゃん」と議論を呼ぶことも少なくないが、また一方で作品を象徴する一語であったり、ダジャレ的なおもしろ邦題で注目を集めたり、と秀逸な邦題も存在する。
個人的に気に入っている洋楽の邦題トップ10を挙げてみたい。


10.「吹けよ風、呼べよ嵐」(One of These Days/ Pink Floyd
ピンクフロイドはじめプログレ勢は秀逸な邦題が多い。日本人は深い意味を一言で言い表すのが得意なんだと思う。ただしこれは歌詞とはあまり関係なく、サウンドの雰囲気を表している。なぜかアブドーラ・ザ・ブッチャーの入場曲に採用された。


9.「もう納豆はいらない」(No Not Now/ Frank Zappa
Notを納豆に言い換えたダジャレ系タイトル。ザッパ師匠には他にもおもしろ邦題がたくさんあるが、Google様のブログ評価が著しく下がりそうな物ばかりなのでここでは自粛。よろしければお調べください。


8.「炎〜あなたがここにいてほしい〜」(Wish You Were Here/ Pink Floyd
邦題は「炎」。ジャケットに炎があるからそのままタイトルにしたと思われる。直訳ながら、「あなたがここにいてほしい」というのも日本語的にインパクトがあり秀逸。


7.「虹を翔る覇者」(Rising/ Rainbow)
リッチー・ブラックモアコージー・パウエル
ロニー・ジェイムズ・ディオ三頭政治時代のRainbowの名盤。中2病的なファンタジー感が良い。


6.「素直になれなくて」(Hard to Say I'm Sorry/ Chicago)
原題がHard To Say I'm Sorryなので、意味的には直訳に近いっちゃ近いが、「悪かったってちょっと言いづらくて」を綺麗な感じに意訳したのが偉い。


5.「明日への暴走」(Born to Run/Bruce Springsteen
未来に向かって振り返らないで走る、というニュアンスをピタっと収めた上手い意訳。「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりはしない」みたいな直訳もインパクトはあるけど、ニュアンスを一言二言で表した邦題にはさらに感心する。


4.「白夜のトラジェディ」(Tragedy/ Hanoi Rocks
フィンランド出身のバンドだから付けただけなのだろうが、マイケル・モンローのイメージとも重なりとても独特な印象を持たせる。これが「真夜中の」だと、何の印象も残らない。


3.「酒場で格闘ドンジャラホイ」(Wooden Pints/ Korpiklaani
確かに酒に関する歌だし、PVでもメンバーが青空の下酔っ払って取っくみあったりしてるので、そんなにズレてないのだと思う。多分。他にも「痛快!呑んだくれオヤジ」「ビールの王将」など秀逸な邦題多数。


2.「原子心母」(Atom Heart Mother/Pink Floyd
「原子空母」だと勘違いする人がいるが、目の錯覚です。原始心母だ。Atom=原子、Heart=心、Mother=母と、直訳の造語になっている。担当者は、当時必要に駆られて邦題を無理やり付けただけらしい。直訳なので、もちろんタイトルトラックの歌詞には合っている。タイトルなんてインパクト勝ちだと思うので、アルバムが売れるにあたり大きな役割を果たしたこの邦題は、その時点で誰が何と言おうと優秀。


1.「狂気」(Dark Side of The Moon/ Pink Floyd
「月の暗闇(裏側)」は「人の心の内側」の象徴であり、それが狂気である、という意味。このアルバムの核となる曲「Brain Damage」でそのことが歌われている。ピンクフロイドのミステリー感(実際には別に何のミステリーも無いが)とこのタイトル、ジャケットの意味深感が重なり、日本でも死ぬほど売れた。


結論:ピンクフロイドの邦題は結構良く考えられている。


批判されることもあり、今はあまりチャレンジングな邦題を付けることが難しくなっている。しかし作品の核心を一言で言い表したり、バンドのユーモラスさを強調するような邦題はウェルカムである。自分ならこんな邦題付けるな・・と妄想するのも意外と暇つぶしになる。




酒場で格闘ドンジャラホイ

Soilwork/ 現実〜VERKLIGHETEN(2019)

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Soilworkは今作で、音のメジャー化に完全に成功したと言っていいのではないだろうか。
当初デスメタルバンドだったが、ここにあるのはTrivium辺りを彷彿とさせるモダンヘヴィネスサウンド。ミッドテンポやアリーナサウンド、クリーンヴォーカルが増えた。要するに、「歌ってる」。

攻撃性は微塵も失われておらず、ブラストで攻める「Bleeder Despoiler」や「When The Universe Spoke」は圧倒的。特に後者はバンド史上最高の曲の1つではないか。ミッドテンポの「Full Moon Shoals」やアリーナスタイルの「The Nurturing Glance」「Stalfalgel」はラジオ狙いなのかもしれないが、どれも良い曲。
8曲目「The Wolves Are Back in Time」、9曲目「Witan」、10曲目「The Ageless Whisper」のメロディアスな曲の畳み掛けも凄まじい。ザクザクとしたリフとキャッチーなサビの構成が痛快。

アルバム全体の充実ぶりがとても良い。
今年始まったばかりにして、個人的には2019年ベストアルバム候補と思われます。


デフ・レパードの名曲20ランキング。

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(出典:rockandrollgarage.com)

2019年2月の殿堂入りが決まっているDef Leppardは、メンバーの死、ドラマーの左腕切断など幾多の悲劇を乗り越えてきた。それでも1980年のデビュー以来一度も立ち止まることなく、親しみやすくも強力なロックサウンドを作り続けてきた。そんな英国を代表するハードロックバンド、Def Leppardの名曲ベスト20を勝手にランク付けした。
完全に僕の好みです。


20.Rock of Ages
ライブでは必ずアンコールに演奏されるロックアンセム的代表曲の一つ。「I Want Rockn'roll, Long Live Rock n'roll」のハーモニーが好き。大抵この曲の前にリック・アレンが紹介され、みんな彼に向けて拍手を送る。僕はいつも泣きそうになりながら手を全力で叩く。


19.Rock! Rock!(Til you Drop
一枚組のベストだと漏れがちだけど、名盤Pyromaniaの1曲目を飾る、これも初期の代表曲
の1つ。スピード感とギターのグルーヴ感がとてもハードロック。この曲を知らなかった僕は高校生の時Heavy Metal Soundhouseで大変な衝撃を受けました。


18.Miss You in a Heartbeat
シンプルなバラードだけど、サビのハーモニーがとても上手い。やっぱりDef Leppardはハーモニーがいいです。


17.Comin' Under Fire(炎のターゲット)
ミッドテンポのロックチューンで、これもやはりハーモニーの良さが選考理由。中盤以降の「Under Fire!」の盛り上がりも◯。たまにライブでやってくれる。


16.Slang
賛否両論と言われる「Slang」だけど、僕は結構お気に入りのアルバム。このタイトルトラックは全体的にミクスチャーロックっぽいノリの良さもありつつも、Def Leppardサウンドの軸を外していないところが絶妙。


15.Let it Go
初期Def Leppardダブルギターのサウンドはこの曲に限らず、切れ味が抜群でとても良い。ギターメロディやリズム感の隙の無さがとても良いハードロックチューン。


14.Two Steps Behind
最初聴いた時は「なんか普通のポップソングだな・・・」と思ってたけど、ライブでもプレイリストでも息抜き的な立ち位置になるのがちょっといい。爽やかなアコースティックソング。


13.Let's Get Rocked
名盤Adrenalizeの1曲目を飾る、パーフェクトロックアンセム。シンプルながらも英国のグラムロックサウンドを思わせるところがある、Def Leppardど真ん中チューン。ライブでは必ずやり、必ず盛り上がる。


12.Stagefright
その昔はライブの1曲目を飾っていたスピード感ある曲。完全なハードロックサウンドなのに、サビではみんなで合唱できるようなハーモニーをぶち込んでくる辺りが、Def Leppardの凄いところ。1983年の時点で、他のどのバンドにも作り得ないサウンドを確立していた。


11.Heaven is
「Adrenalize」の2曲目。Def Leppardはアルバムの2曲目に最もポップなハーモニー曲を持ってくる傾向がある。「Photograph」然り、「Promises」然り、「Unbelievable」然り、「Dangerous」然り。ポップなメロディをハードロックたらしめているのは、リック・アレンの強力で重みのあるドラムだと思う。この曲でもリックのドラムの音のデカさが良い。


10.Rocket
最高傑作「Hysteria」の2曲目。不思議なイントロからのドラムのドコドコ、ギターのリズム、浮遊する様なハーモニーからの「Rocket! Yeah!」のアンセム風のなサビ。ギターソロも素晴らしい。


9.Dangerous
今のところの最新作「Def Leppard」の2曲目。1音で彼らだと認識できる明るいギターサウンド、音を紡ぎながら作り上げるスピード感あふれるポップなメロディ、完璧なサビ。文句のつけどころが無いDef Leppardサウンド。でもPVがダサすぎる。


8.Promises
Euphoria」の2曲目。恐らく、Def Leppardの曲の中で一番彼ららしいサウンドの曲だと思う。「Def Leppardってどんな感じ?」と火星人に聴かれたら、この曲を聴かせると思う。見事なメロディとハーモニーです。


7.When Love and Hate Collide
理想のデフレパバラード。ジョー・エリオットのヴォーカルのうまさが一番際立っている曲だと思う。テイラー・スウィフトとのコラボライブでもこの曲が一番良かったと思う。ジョーエリオットのヴォーカルの上手さが、このバラードをライブ映えする曲にしている。


6.Hysteria
「Hysteria」のタイトルトラック。このギターメロディの音階を思いついたのは発明だと思う。今まで誰も発見してなかっただろうか。シンプルな音の繰り返しなのに哀愁漂う素晴らしい曲に仕上がっている。フィル・コリンが大げさにやるギターソロもいい。


5.Pour Some Sugar on Me
Def Leppardと言えばこの曲。歌詞はちょっとあれだけど、この曲のスケールのデカさの前ではそんなことはどうでも良いのだ。80年代を代表するロックアンセム


4.Stand up(Kick Love into Motion)
たまにベストから漏れることに驚く。流れてくると一瞬で目が覚めるようなこのイントロは信じられないくらい凄い。サビがやや普通だからかな・・・。しかしこの現実離れした様なイントロのメロディは本当に凄すぎていつもビックリする。


3.Photograh
Def Leppardといえばこの曲その②。この曲のヒットが、その後のバンドだけでなく80年代のロックサウンドの方向性を決定付けた。80年代と言えばこの曲、といってもいいくらいだと思う。サビのハーモニーでは、誰もDef Leppardには敵わない。


2.Die Hard The Hunter
この曲をここまで上位に挙げる人はあまりいないかもしれないけど・・・。最初聴いた時はあまりの衝撃でぶっ飛びましたが為この順位に。ギターのメロディに完全に調和したリズム隊、リズム隊の一部と化したかの様な跳ねるヴォーカル。無駄な音が一音もない。そこにハーモニーも詰め込んでくる徹底ぶり。ギターソロもとても良い。シンプルなサウンドを軸に曲を構成していくことにかけては、彼らの右に出るものは居ない。


1.Animal
イントロも、序盤から中盤のジョー・エリオットのヴォーカルも、サビの盛り上がりも圧倒的に素晴らしい。100点。


結論:Def Leppardはギターメロディが素晴らしい。ドラムサウンドが素晴らしい。何よりもハーモニーが他のどのアーティストよりも素晴らしい。
比較的アルバム間が空きがちなバンドだけど、気づけば前作から3年。今年中とは言わなくても、来年辺りには新作が聴けると嬉しい。

ロイヤルストリートのBGMの話。

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ディズニーファン以外の方に説明しておくと、ロイヤルストリートというのは、カリブの海賊脇の、古き良きアメリカンな感じになってる路地のことだ。ガラス細工の店とか香水の店とかがあって結構楽しい。アトラクションは無いけど、いい雰囲気なので通っておいた方がいい。
「ロイヤルストリート」は、ルイジアナ州ニューオーリンズに実在する道の名前らしい。「カフェ・オーリンズ」とか「シアターオーリンズ」とかの名前もそれが由来だ。

Firehouse Five Plus Twoは、ウォルト・ディズニー・スタジオに在籍していたスタッフ達で1949年に結成した素人ジャズバンド。趣味の範囲でやってたものの、ウォルトに気に入られ、カリフォルニアディズニーが開園した日にパークで演奏したりしていた。彼らはアルバムを複数枚出し、そのベスト盤であるこの「Dixieland Favorites」というアルバムの音源が、ディズニーランドのロイヤルストリートではそのまんまループで流れ続けている。

素人バンドなので、取り立てて上手いとかではない。でも趣味でやっている分、楽しげにジャムしてる空気感がとても伝わってくる音だ。

あのエリアでは、東京ディズニーランドが開園した35年前から、ずっとこの音源が流れ続けてきた。10年後も流れ続けてるだろうし、50年後でも、多分流れ続けてるんだと思う。365日朝から晩まで。
ちょっと凄いと思った。ディズニーランドで、死んだ後もずっと自分の音楽がずっと流れ続けてるのだ。なんだか夢のある話だと思う。
もちろん他のエリアやアトラクションのBGMにも言えることだけど。
今後ロイヤルストリートを通る際は意識して聴いて頂きたい。僕はそうすることにする。