10.「吹けよ風、呼べよ嵐」(One of These Days/ Pink Floyd) ピンクフロイドはじめプログレ勢は秀逸な邦題が多い。日本人は深い意味を一言で言い表すのが得意なんだと思う。ただしこれは歌詞とはあまり関係なく、サウンドの雰囲気を表している。なぜかアブドーラ・ザ・ブッチャーの入場曲に採用された。
9.「もう納豆はいらない」(No Not Now/ Frank Zappa)
Notを納豆に言い換えたダジャレ系タイトル。ザッパ師匠には他にもおもしろ邦題がたくさんあるが、Google様のブログ評価が著しく下がりそうな物ばかりなのでここでは自粛。よろしければお調べください。
8.「炎〜あなたがここにいてほしい〜」(Wish You Were Here/ Pink Floyd)
邦題は「炎」。ジャケットに炎があるからそのままタイトルにしたと思われる。直訳ながら、「あなたがここにいてほしい」というのも日本語的にインパクトがあり秀逸。
1.「狂気」(Dark Side of The Moon/ Pink Floyd)
「月の暗闇(裏側)」は「人の心の内側」の象徴であり、それが狂気である、という意味。このアルバムの核となる曲「Brain Damage」でそのことが歌われている。ピンクフロイドのミステリー感(実際には別に何のミステリーも無いが)とこのタイトル、ジャケットの意味深感が重なり、日本でも死ぬほど売れた。
攻撃性は微塵も失われておらず、ブラストで攻める「Bleeder Despoiler」や「When The Universe Spoke」は圧倒的。特に後者はバンド史上最高の曲の1つではないか。ミッドテンポの「Full Moon Shoals」やアリーナスタイルの「The Nurturing Glance」「Stalfalgel」はラジオ狙いなのかもしれないが、どれも良い曲。
8曲目「The Wolves Are Back in Time」、9曲目「Witan」、10曲目「The Ageless Whisper」のメロディアスな曲の畳み掛けも凄まじい。ザクザクとしたリフとキャッチーなサビの構成が痛快。
20.Rock of Ages
ライブでは必ずアンコールに演奏されるロックアンセム的代表曲の一つ。「I Want Rockn'roll, Long Live Rock n'roll」のハーモニーが好き。大抵この曲の前にリック・アレンが紹介され、みんな彼に向けて拍手を送る。僕はいつも泣きそうになりながら手を全力で叩く。
19.Rock! Rock!(Til you Drop)
一枚組のベストだと漏れがちだけど、名盤Pyromaniaの1曲目を飾る、これも初期の代表曲
の1つ。スピード感とギターのグルーヴ感がとてもハードロック。この曲を知らなかった僕は高校生の時Heavy Metal Soundhouseで大変な衝撃を受けました。
18.Miss You in a Heartbeat
シンプルなバラードだけど、サビのハーモニーがとても上手い。やっぱりDef Leppardはハーモニーがいいです。
17.Comin' Under Fire(炎のターゲット)
ミッドテンポのロックチューンで、これもやはりハーモニーの良さが選考理由。中盤以降の「Under Fire!」の盛り上がりも◯。たまにライブでやってくれる。
11.Heaven is
「Adrenalize」の2曲目。Def Leppardはアルバムの2曲目に最もポップなハーモニー曲を持ってくる傾向がある。「Photograph」然り、「Promises」然り、「Unbelievable」然り、「Dangerous」然り。ポップなメロディをハードロックたらしめているのは、リック・アレンの強力で重みのあるドラムだと思う。この曲でもリックのドラムの音のデカさが良い。
2.Die Hard The Hunter
この曲をここまで上位に挙げる人はあまりいないかもしれないけど・・・。最初聴いた時はあまりの衝撃でぶっ飛びましたが為この順位に。ギターのメロディに完全に調和したリズム隊、リズム隊の一部と化したかの様な跳ねるヴォーカル。無駄な音が一音もない。そこにハーモニーも詰め込んでくる徹底ぶり。ギターソロもとても良い。シンプルなサウンドを軸に曲を構成していくことにかけては、彼らの右に出るものは居ない。
Firehouse Five Plus Twoは、ウォルト・ディズニー・スタジオに在籍していたスタッフ達で1949年に結成した素人ジャズバンド。趣味の範囲でやってたものの、ウォルトに気に入られ、カリフォルニアディズニーが開園した日にパークで演奏したりしていた。彼らはアルバムを複数枚出し、そのベスト盤であるこの「Dixieland Favorites」というアルバムの音源が、ディズニーランドのロイヤルストリートではそのまんまループで流れ続けている。