今のところ2019年のハードロック界最注目のニューカマーと言っていいであろう、デンマークの3人組H.E.R.Oのデビューアルバムが遂にリリース。
読み方は「ヒーロー」だ。
ニューカマーとは言うものの、2014年にはすでにシングル「Superpowers」をリリースしており、その後のライブパフォーマンスですでに実力は知れ渡っていたらしい。
日本へは2018年11月のHokuo Loud Nightでの出演、1月のスラッシュのオープニングアクトとして立て続けに来日。その素晴らしいパフォーマンスが絶賛され、ここ数ヶ月で急速に評判が高まっていた。あのDizzy Mizz Lizzyの弟分ということもあり、デビュー前から2019年のブライテストホープ筆頭としてマニア間では盛り上がっていたのだ。
とても良い。
Dizzy Mizz Lizzyの弟分、という肩書きは無視していいと思う。音楽性はそこまで近くない。メロディという軸は保ちつつも、モダンヘヴィネスやメロコアの要素も取り入れている。特にサビの作り方はメロコアっぽいと思う。
「メロコア」という言葉に拒否感を抱く人は多いかもしれないけど、H.E.R.Oはあくまでも軸を優れたメロディに据えていて、新しい、バランスの取れたロックの形を示しているように思う。
ポップで哀愁もあるメロディで、ロックマニアだけでなく、明らかに大衆受けするサウンドだと思う。
デンマークのH.E.R.O。
ぜひ注目!